2026年日本ハム二遊間考察|石井一成ロスの本質と再編の正解
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2026年日本ハムの二遊間は最大の注目ポイント
2026年の北海道日本ハムファイターズにおいて、
二遊間(セカンド・ショート)は間違いなく最大の注目ポイントだ。
石井一成の移籍により、
単に「セカンドのレギュラーが抜けた」という話では済まなくなった。
一定以上の守備力と、二遊間としては十分な長打力を同時に満たす、
完成度の高いセカンドを失った。
これが、石井一成ロスの本質である。
石井一成を失った意味|二遊間に生じた本当の空白
石井一成ロスの正体は「平均点の高さ」
石井一成は、
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二塁守備での安定感
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ショートとの連携も計算できる守備力
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下位打線でも相手投手にプレッシャーを与える長打力
を兼ね備えた存在だった。
突出したスターではない。
だが欠点が少なく、常に80点前後を出せる二塁手だった。
この「平均点の高さ」こそが、
代替を難しくしている最大の理由である。
助っ人補強なしが示すフロントの覚悟
石井一成ロスは内部成長で埋める方針か
まず重要なのはここだ。
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セカンド/ショートで助っ人外国人の補強が見られない
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フロントは「現有戦力の組み合わせで成立する」と判断している可能性が高い
これは裏を返すと、
石井一成ロスを、外部補強ではなく内部成長で埋める覚悟
とも言える。
だからこそ2026年は、
「誰を使うか」以上に
**「誰が伸びるか」**が、そのままチーム成績に直結するシーズンになる。
山縣×水野が成立した場合の理想的な二遊間
山縣の長打力は本物か、それともフロックか
昨季終盤からCSにかけて、
山縣が見せた長打力。
あれがフロックでなければ――
ここが、2026年二遊間最大のIFだ。
打球の強さ、
追い込まれてからの対応、
変化球を捉えたときの質。
数字よりも、
打席そのものを見た方が判断しやすい要素が揃っている。
山縣の長打が“本物”だった場合
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SS:山縣
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2B:水野
この二遊間は、
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十分な守備範囲
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どちらにも長打が期待できる
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下位打線でも試合を動かせる
👉 石井一成喪失後、唯一「質」で対抗できる二遊間
正直、この形がハマれば
パ・リーグ上位クラスと言ってもいい。
実際、CS終盤の打席内容を見返すと、
この評価が決して大げさではないことが分かる。
上川畑大悟は復調すれば最有力セカンド候補
2022年ルーキーイヤーの再現は可能か
上川畑の再評価も欠かせない。
2022年ルーキーイヤーの上川畑は、
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粘り強い打撃
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チャンスに強い
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打率3割弱
という、明確な実績を残している。
この姿が戻れば、
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守備:計算できる
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打撃:下位〜中位で十分機能
👉 文句なしのレギュラー
「守備型セカンド」ではなく、
**「普通に打てるセカンド」**になれる点が大きい。
復調すれば、
石井一成ロスを最も現実的に埋められる存在だ。
奈良間大己は使い方次第で化ける内野手
奈良間に必要なのは能力ではなく育成ルート
2025年、奈良間は
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ベンチ要員
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便利屋
として起用された。
しかし忘れてはいけないのは、
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大卒1年目にファームで突出した打撃成績
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本来は「打てる内野手」であること
問題は能力ではない。
👉 育成ルートだ。
間違った使い方
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ベンチ待機
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代走→守備
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週1スタメン
正しい使い方
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ファームでフル出場
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セカンド or ショート固定
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打撃の試行錯誤を許容
これができれば、
2026年後半〜2027年のレギュラー核
に躍り出ても、何ら不思議ではない。
若手内野手起用と中島卓也ベンチ固定の意味
細川凌平・大塚瑠晏の課題と現在地
若手の選択肢としては、
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細川凌平
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大塚瑠晏
も挙げられる。
ただし、
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細川は守備率の低さ
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大塚は一軍レベルの打撃力
という課題が現時点では明確だ。
中島卓也がベンチにいることの戦略的価値
ここで重要なのが、
中島卓也をベンチに固定できること。
中島がいれば、
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終盤の守備固め
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内野のバックアップ
を若手に押し付けずに済む。
👉 将来有望な内野手を「ベンチ要員」で消耗させず、育成期間に充てられる
これは短期成績以上に、大きな価値を持つ。
2026年日本ハム二遊間に存在する3つの成功ルート
ルート① 上川畑復調による安定型二遊間
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2B:上川畑(復調)
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SS:水野
👉 安定+最低限の攻撃力
ルート② 山縣×水野による理想型二遊間
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2B:水野
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SS:山縣
👉 石井ロスを“質”で埋める唯一の形
ルート③ 若手育成を優先する未来投資型
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2B:細川/奈良間
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SS:山縣 or 水野
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中島卓也はベンチ固定
👉 成績より経験値優先
結論|2026年日本ハム二遊間は「再設計の年」
2026年ファイターズ二遊間は、
「穴を埋める」フェーズではない。
誰かが石井一成“以上”になるかを見極めるフェーズだ。
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山縣の長打は本物か
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上川畑は2022年に戻れるか
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奈良間を消耗品で終わらせないか
助っ人に頼らない以上、
この3点のどれかが当たらなければ、上積みはない。
まとめ|石井一成時代を超える二遊間は生まれるのか
石井一成を失ったことで、
日本ハムの二遊間は弱体化した――
そう言い切るのは簡単だ。
だが本当の問いはそこではない。
石井がいた時代を超える二遊間を、内部から生み出せるか。
2026年は、その可否がはっきりする一年になる。