1番面白い漫才師を決める大会、M-1グランプリの決勝が数週間後に迫ってきましたね。
M-1グランプリが始まると、お笑い好きはテレビにかじりつき、優勝が決まれば、各メディアのSNSが「○○○○優勝!!!」と速報記事を打ち、たちまち優勝したコンビはTwitterのトレンドワードに入り、ものすごいスピードで、世間の目や耳に、優勝者の名前が知れ渡る。
つまり、知名度ゼロの漫才師が一夜にしてスターになる。
昨年は、ミルクボーイがM-1グランプリを経て、スターになりました。
古くは、サンドウィッチマン、準優勝ですがオードリーだって、この大会を機にスーパースターへの階段を駆け上がっていきました。
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Contents
勝手に注目しているポイントをまとめてみた
さて、今回のM-1グランプリですが、勝手に見どころを勝手にまとめてみたいと思います。
あくまで個人的主観に基づいたものです。お笑いの良し悪しを決めるのは、すべてが個人的主観ですよね。
ニューヨーク屋敷さんの「最悪や...」から1年
この「最悪や...」という言葉は、昨年のM-1で、ニューヨークのネタ終わりに、審査員の松本さんから「ツッコミの人が笑いながら楽しんでいる感じがそんなに好きじゃないんですよね」と言われ、屋敷さんの口から溢れ出た叫びである。
あれから1年、ニューヨークは、キングオブコントで爪痕を残し、YouTubeも好調で、凄まじい勢いをつけて、再び、M-1に帰ってきた。
屋敷さんは、どんなツッコミをするんだろう。去年の真逆のツッコミなのか、はたまた、より一層笑いながら楽しんでいるツッコミなのか。
そして、審査員の松本さんは、どんなコメントをするだろう。
R-1グランプリの出場資格を失った2人
ピン芸人のおいでやす小田さん、こがけんさんは、R-1グランプリが突如、芸歴10年以下という出場制限を設けたことで、出場資格を失っている。
そんな逆境で向かい風の中、おいでやすこががコンビ芸人の最高峰であるM-1の決勝に進出した。
R-1は、霜降り明星の粗品さんやマヂカルラブリーの野田さん等、本来コンビの芸人が優勝している。
次は、ピン芸人がコンビ芸人の最高峰を奪うのかもしれない。
人生を懸けていたR-1を失ったおいでやす小田さんの嘆きのようなツッコミや、審査員からR-1のことをイジられるところも、凄く面白くなりそうでワクワクします。
おいでやす小田さんの「R-1なくなった...どうしてくれんねぇ~~~ん!!!」という魂のこもった叫びが聴きたい。
YouTube「どストレートチャンネル」では僕が突撃する方ですが、今回は初めて突撃されました! https://t.co/6LZKsDNuSO
— おいでやす小田@京都大好き芸人 (@oideyasuoda) December 1, 2020
「えみちゃん待っててねぇ~♥」の続編
M-1決勝初出場で上沼恵美子先生に酷評され舞台上で服を脱いだ2017年、敗者復活からスタジオに向けて「えみちゃん待っててねぇ~♥」と叫んだ2018年、そして、決勝進出が決まるとTwitterで「待たせたな」「別になんのためというわけでもないんだけど、今日から身体絞ります」と意味深なツイートをした2020年。これはマヂカルラブリー野田さんと上沼恵美子先生との一連のやり取りである。
「えみちゃん待っててねぇ~♥」から「待たせたな」につなぎ、決勝の舞台で、野田さんはどんなことを仕掛けてくれるだろう。
待たせたな
— マヂカルラブリー 野田クリスタル (@nodacry) December 2, 2020
別になんのためというわけでもないんだけど、今日から身体絞ります
— マヂカルラブリー 野田クリスタル (@nodacry) December 2, 2020
ここからは完全に余談になってしまいますが、今年、単発で放送されたマヂカルラブリーのann0が面白かったので、M-1で爪痕を残し、4月からann0の新レギュラーになってもらいたいです。それから、野田さんはR-1グランプリ2019の優勝者で、アルコ&ピースの冠番組「勇者ああああ」出身の初の賞レース王者なので、次はM-1を獲って、「勇者ああああ」でマヂカルラブリーの2冠王者スペシャルが見たい。
歯がない、髪がない、金がない、50代までラストイヤー
ついに錦鯉がM-1決勝に上がってきた。
ボケの長谷川さんは御年49歳、奥歯がない、髪がない、金がない...でも、それを舞台へ上げれば、これ以上ない武器になる。
そして、年を重ねる度、おバカキャラの面白さは増していく。50代までラストイヤーの今、最高に脂の乗っている長谷川さんがゴールデンタイムのお茶の間に流れると思うと、妙に気分が高揚してきます。
ハマった時の爆発力、おバカキャラ、コミカルな動き、漫才冒頭での「こんにちはーーーー!!!!!」という姿を見るのが待ち遠しいです。
ウエストランドは戦力外通告で、まんじゅう大帝国を推していく
若くして、いいともの準レギュラーになり、ネクストブレーク芸人と言われ続けてきたウエストランドが、ついに、本当に、売れるかもしれない。
ネクストブレーク芸人のまま、10年弱経過し、売れない状態が続いた井口さんの曲がった心から生み出される卑屈な漫才は、唯一無二で誰にもマネできない。
最近では、太田光代社長から戦力外通告を受け、事務所としては、まんじゅう大帝国を推していく、と言われ、さらに腐った井口さんと、そんな井口さんの気持ちも、つゆ知らず、キャンプへ駆り出す河本さん。
爆笑問題の事務所タイタンから漫才のチャンピオンが出てもらいたい。
これは余談ですが、ウエストランドのぶちラジ!で、井口さんが話す「家賃を滞納する話」や「炊き出しを貰いに行く話」を聴いた時は、こんなに有名なのに、儲からないのか...と、衝撃的でした。
注目ポイントまとめ
ここまで、あれこれと書いてきましたが、かなりの長文になってしまったので、このあたりにしておきます。
勝手に注目しているポイントを整理すると、
注目ポイント
- 最悪や...から1年経ってニューヨーク屋敷さんのツッコミに変化はあるか?
- R-1決勝常連コンビのおいでやすこがのピン芸人2人がコンビ芸人の最高峰であるM-1チャンピオンの称号を奪うかもしれない
- マヂカルラブリー野田さんの「えみちゃん待っててねぇ~♥」の続編
- 錦鯉の長谷川さんは50代までラストイヤー
- 爆笑問題の事務所から漫才のチャンピオンが出てほしい
と、こんなところですかね。
※M-1決勝当日まで少し時間があるので、今回の「勝手に注目しているポイント編」の他にも、近日中に「3連単・優勝予想編」の記事をアップする予定です!
以降に「M-1の審査基準」と「決勝進出10組」、「放送日時」をサラッと書いてみました。
M-1の審査基準
あらためて審査基準を調べてみると、公式サイトに明確に記述があり、
とにかく面白い漫才
とのこと。すごくわかりやすい。
決勝進出10組
最後に決勝進出10組をサラッとまとめます。
ちなみに、M-1グランプリで決勝に進出するということは、ザクッと単純計算すると、総エントリー数が約5000組に対し、決勝進出は10組なので、単純計算で上位0.2%の狭き門をパスした超エリート漫才師である...ということなのだ。
エントリナンバー順に紹介します。
オズワルド
結成:2014年
ニューヨーク
結成:2010年
おいでやすこが
結成:2019年
マヂカルラブリー
結成:2007年
東京ホテイソン
結成:2015年
アキナ
結成:2012年
錦鯉
結成:2012年
ウエストランド
結成:2008年
見取り図
結成:2007年
敗者復活枠
当日の昼間に行われる敗者復活戦で面白かった1組が勝ち上がってくる。
敗者復活戦への出場資格は、準決勝進出者のみ。
放送日時
2020.12.20 (SUN)
敗者復活 14:55~
決勝 18:34~
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【M-1グランプリ2020】審査員・歴代王者も驚く高レベルな決勝【三連単・優勝予想】
想像以上に書きたいことあるので、今回の「勝手に注目しているポイント編」を含めて、M-1決勝前までに「3連単・優勝予想編」、M-1決勝後には「感想編」と、3本にわたって、記事をアップする予定です。
お笑いの賞レースは、どういう結果になろうとも、ワクワクが止まらない。
あしからず。
M-1決勝までに「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか / ナイツ塙 」を読もう