【日本ハム2026】優勝への条件② 打線の固定が鍵|レイエス・万波・清宮らの起用から後半戦を考察
2026年の北海道日本ハムファイターズが優勝するために、先発投手陣と並んで重要になるのが「打線」です。
日本ハムは2026年シーズン、さまざまな選手を起用しながら戦ってきました。
その結果、レイエスや万波、清宮、郡司、水野ら主力選手の出場機会が増える一方で、打順についてはかなりの変化が見られました。
特に注目したいのが、3番打者です。
レイエスは3番で68試合にスタメン出場しており、チーム内で圧倒的に多く起用されています。
一方、4番と5番については複数の選手が起用されており、シーズンを通して完全に固定されたとは言いにくい状況です。
優勝争いを勝ち抜くためには、こうした「競争による選手層の厚さ」を生かしながら、後半戦では勝負どころで任せる打順を明確にしていく必要があるのではないでしょうか。
今回は、2026年シーズンのスタメン出場数・打順別起用数をもとに、日本ハムが優勝するために必要な打線について考察します。
2026年日本ハムのスタメン出場数
まず、2026年シーズンのスタメン出場数を見てみます。
| 選手 | スタメン出場数 |
|---|---|
| レイエス | 94 |
| 水野 | 91 |
| 万波 | 90 |
| 清宮 | 83 |
| 野村 | 71 |
| 郡司 | 67 |
| 田宮 | 61 |
| 奈良間 | 44 |
| カストロ | 38 |
| 水谷 | 36 |
| 進藤 | 29 |
| 吉田 | 25 |
| 大塚 | 24 |
| 矢澤 | 23 |
| 細川 | 20 |
| 西川 | 13 |
| 山縣 | 12 |
| 五十幡 | 11 |
| 淺間 | 10 |
| マルティネス | 9 |
| 上川畑 | 8 |
| 清水 | 7 |
| 有薗 | 6 |
| エドポロ | 3 |
| 宮崎 | 3 |
| 梅林 | 2 |
| 常谷 | 2 |
※2026年シーズン前半戦終了時点
まず目を引くのが、レイエス、水野、万波の3選手です。
いずれも90試合前後のスタメン出場となっており、2026年の日本ハムを支える中心選手になっていることが分かります。
その後に清宮が83試合、野村が71試合、郡司が67試合、田宮が61試合と続きます。
この数字を見るだけでも、シーズンを通して多く起用された選手と、状況に応じて起用された選手がかなりはっきりしてきます。
レイエスの3番固定は大きな意味を持つ
2026年の日本ハム打線を考えるうえで、最も分かりやすいポイントがレイエスの3番起用です。
3番でのスタメン出場数を見ると、
| 選手 | 3番スタメン |
|---|---|
| レイエス | 68 |
| 清宮 | 12 |
| 野村 | 5 |
| 郡司 | 4 |
| カストロ | 4 |
| 万波 | 2 |
| 水谷 | 2 |
| 吉田 | 1 |
| 大塚 | 1 |
となっています。
レイエスの68試合という数字は、2位の清宮の12試合を大きく上回っています。
つまり、2026年の日本ハムでは「3番=レイエス」という起用がかなり明確になっていると言えます。
これは優勝争いを考えるうえで大きな意味を持ちます。
打線の中心となる選手がある程度固定されていれば、その前後をどう組み合わせるかを考えやすくなるからです。
日本ハムにとって、レイエスを中心にした打線をどこまで安定させられるかは、後半戦の重要なポイントになるでしょう。
一方で4番・5番は流動的だった
3番のレイエスとは対照的なのが、4番と5番です。
4番の起用数
| 選手 | 4番スタメン |
|---|---|
| 郡司 | 34 |
| 万波 | 27 |
| レイエス | 20 |
| 野村 | 9 |
| 清宮 | 5 |
| マルティネス | 2 |
| 淺間 | 1 |
| カストロ | 1 |
4番では郡司が34試合で最多。
しかし、万波が27試合、レイエスが20試合、野村が9試合、清宮が5試合と、複数の選手が起用されています。
つまり、3番のレイエスほど「4番はこの選手」と固定されていたわけではありません。
5番も複数の選手が起用
5番についても、
| 選手 | 5番スタメン |
|---|---|
| 万波 | 29 |
| 野村 | 14 |
| 吉田 | 14 |
| 郡司 | 10 |
| 清宮 | 10 |
| レイエス | 5 |
| カストロ | 5 |
| 大塚 | 3 |
| マルティネス | 2 |
| 田宮 | 2 |
| 水谷 | 1 |
| 西川 | 1 |
| 淺間 | 1 |
| 矢澤 | 1 |
| 水野 | 1 |
となっています。
ここから見えるのは、日本ハムがシーズンを通して中軸の組み合わせを試してきたということです。
これは必ずしも悪いことではありません。
選手層が厚く、複数の選手を状況に応じて起用できることは、日本ハムの強みでもあります。
しかし、優勝争いが佳境に入ったときには、「誰が中心なのか」を明確にすることも重要です。
水野の1番起用は後半戦の重要なポイント
上位打線では、水野の存在にも注目したいところです。
水野は1番で37試合、2番で25試合にスタメン出場しています。
つまり、
1番+2番=62試合
となっており、上位打線で起用されるケースが非常に多くなっています。
スタメン出場数も91試合と、チームトップクラスです。
2026年の日本ハムにとって、水野は単なる遊撃手というだけではなく、打線の上位を担う重要な選手になっていると考えられます。
特に後半戦では、
「1番・水野」
をどこまで固定できるかが、打線全体の安定につながる可能性があります。
水谷も上位打線の候補
水野とともに、上位打線で注目したいのが水谷です。
水谷は1番で29試合にスタメン出場しています。
水野の37試合に次ぐ数字であり、首脳陣が水谷をリードオフマン候補として考えていることがうかがえます。
つまり、日本ハムには、
- 水野
- 水谷
- カストロ
- 矢澤
- 野村
など、1番・2番を担える選手が複数います。
これは大きな強みです。
一方で、優勝を目指すのであれば、後半戦は「候補が多い」状態から「最も勝てる組み合わせを選ぶ」段階へ進む必要があります。
清宮は打順・ポジションともに重要な存在
清宮はスタメン83試合。
さらに1番で2試合、2番で28試合、3番で12試合、4番で5試合、5番で10試合、6番で14試合、7番で8試合、8番で4試合と、さまざまな打順で起用されています。
その中でも2番での28試合が目立ちます。
一方、守備では一塁で76試合のスタメン出場があります。
つまり清宮は、
「一塁の中心選手」
であると同時に、
「上位から中軸まで打順を動かせる選手」
として起用されてきたことが分かります。
優勝を狙う後半戦では、清宮をどこに置くかが打線全体の形を左右する可能性があります。
郡司は4番と3番を担える存在
郡司についても注目です。
スタメン出場数は67試合。
ポジション別では三塁で58試合と、三塁手としての起用が中心となっています。
さらに打順では、
- 3番:4試合
- 4番:34試合
- 5番:10試合
となっています。
つまり郡司は、2026年の日本ハムにおいて中軸を任されるケースが多い選手です。
特に4番で34試合という数字はチーム最多。
「4番を誰にするのか」という問題を考えるうえで、郡司は無視できない存在です。
万波は4番・5番を中心に起用
万波はスタメン90試合。
さらにライトでは90試合のスタメン出場となっており、守備位置については非常に明確です。
打順を見ると、
- 4番:27試合
- 5番:29試合
- 7番:20試合
となっています。
特に4番・5番での起用が多く、長打力を期待される中軸候補としての位置づけが見えてきます。
優勝を目指す日本ハムにとって、万波が中軸で安定して結果を残せるかどうかは重要なポイントです。
日本ハム打線の強みは「選手層の厚さ」
ここまで数字を見てくると、日本ハム打線の特徴が見えてきます。
それは、
一人の選手に依存しすぎていないこと
です。
レイエスは3番でかなり固定されていますが、4番以降は郡司、万波、野村、清宮など複数の選手が起用されています。
上位打線にも水野、水谷、カストロなど複数の候補がいます。
さらに、田宮、奈良間、吉田、大塚、矢澤、細川など、スタメン出場を経験している選手も多くいます。
これは長いシーズンを戦ううえでは大きな武器です。
誰か一人が不調になった場合でも、別の選手を起用できるからです。
しかし、優勝争いでは「競争」から「固定」へ
一方で、ここには課題もあります。
シーズン序盤から中盤にかけて選手を競わせることには大きな意味があります。
しかし、優勝争いが本格化する後半戦では、
「誰を使うか」より「誰で勝つか」
が重要になってきます。
もちろん、相手投手との相性や選手の状態によってスタメンを変えることは必要です。
ただし、チームとして最も得点を期待できる打順をある程度固定し、その選手たちが試合を重ねることで連携や役割が明確になることも重要です。
日本ハムが優勝するためには、前半戦までの競争によって見えてきた「勝てる組み合わせ」を、後半戦でどこまで形にできるかがポイントになるでしょう。
後半戦、日本ハムの理想オーダーは?
ここまでのスタメン起用数・打順別起用数を踏まえると、後半戦は「誰を中心にするのか」を明確にしたオーダーが重要だと考えます。
私が考える一つの理想形は、
1番 水野
2番 清宮
3番 レイエス
4番 郡司
5番 万波
6番 野村
7番 水谷
8番 田宮
9番 奈良間
です。
もちろん、これは現時点の起用数をもとにした一案です。
相手投手との相性や選手の状態によって変更する余地はあります。
重要なのは、この9人を絶対に固定することではありません。
「勝負どころで最も得点を期待できる打線を明確にすること」
が重要だと考えます。
日本ハムが2026年に優勝するための打線3つの条件
① レイエスを中心とした中軸を確立する
3番で68試合にスタメン出場しているレイエスは、2026年の日本ハム打線の中心です。
レイエスの前後にどの選手を置くのかを明確にし、得点力を最大化することが重要です。
② 4番・5番の最適解を見つける
4番は郡司、万波、レイエスなどが起用され、5番も万波、野村、吉田、郡司、清宮など多くの選手が起用されています。
この競争の中から、後半戦に最も安定して得点を生み出せる組み合わせを見つけることが優勝への条件になります。
③ 上位打線を安定させる
水野は1番37試合、2番25試合。
水谷は1番29試合。
この2人を中心に、上位打線をどこまで安定させられるかも重要です。
上位打線が出塁し、中軸につなぐ形を作ることができれば、日本ハムの得点力はさらに高まります。
まとめ
2026年の日本ハム打線をスタメン起用数・打順別起用数から見ると、前半戦は「競争」を重視した起用が続いてきたことが分かります。
その中でも、
レイエスの3番起用
水野の上位打線起用
万波・郡司・清宮・野村らの中軸起用
は、2026年の日本ハム打線を考えるうえで重要なポイントです。
特にレイエスは3番で68試合にスタメン出場しており、打線の軸としてかなり明確な存在になっています。
一方、4番・5番については多くの選手が起用されており、後半戦に向けて「誰を中心に戦うのか」をさらに明確にする余地があります。
優勝するために必要なのは、単純にスタメンを9人固定することではありません。
前半戦の競争によって得られた選択肢を生かしながら、
「勝負どころでは、この打線で戦う」
という形を作れるかどうか。
これが2026年の日本ハム打線にとって、後半戦の大きなポイントになるのではないでしょうか。
次回は、2026年のスタメン起用数・ポジション別データから、
「日本ハムが優勝するために、守備位置をどこまで固定すべきなのか」
について考察します。